Claudeへのメモリの導入

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    September 11, 2025
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    https://claude.com/blog/memory

最新情報:ProおよびMaxプランへの拡大(2025年10月23日)

ProおよびMax planユーザー向けにメモリの提供開始

戦略提案の改善作業、問題のデバッグ、複数のプロジェクトの管理、いずれの場合においても、Claudeは作業を中断した箇所からすぐに作業を再開します。 TeamおよびEnterpriseユーザーと同様に、プロジェクト単位のメモリ(各プロジェクトごとに独立したメモリが割り当てられる)、Claudeが記憶した内容を表示および編集する完全な制御、メモリに保存されない会話のためのシークレットチャットを利用できます。今回の提供に先立ち、当社はウェルビーイング関連の機密性の高いトピックやエッジケースについて広範な安全性テストを実施しました。テスト内容には、メモリが会話における有害なパターンを助長する可能性、過剰な対応につながる可能性、当社の安全対策を迂回しようとする試みを可能にしたりする可能性の有無の確認などが含まれます。このテストを通じて、Claudeの応答を改善する必要のある箇所を特定し、メモリの動作方法に対して対象を絞った調整を行いました。 これらの反復作業により記憶機能の構築と改善を実現し、ユーザーに対して有益かつ安全な応答を提供できるようになりました。利用開始するには設定でメモリを有効にします。

本日、Claudeアプリにメモリを導入します。これによりClaudeはユーザーおよびそのチームのプロジェクトや設定を記憶し、コンテキストを改めて説明する必要がなくなり、複雑な作業を継続的に進めることができるようになります。

メモリの導入は完全にオプションで、詳細なユーザー設定によりClaudeが記憶する内容を管理できます。また、会話履歴には表示されず、メモリにも保存されないシークレットチャットも導入します。

本日からTeamおよびEnterprise planユーザー向けにメモリの導入を開始します。 Enterprise plan管理者は、組織のメモリを無効にするかどうかをいつでも選択できます。 すべてのClaudeユーザーはシークレットチャットを利用できます。

作業向けに構築されたメモリ

メモリ機能により、Claudeは職務内容のコンテキストと作業パターンを学習することに重点を置き、生産性を最大限に高めます。 チームのプロセス、クライアントのニーズ、プロジェクトの詳細、優先順位を記憶します。 営業チームは取引案件を超えてクライアントに関するコンテキストを維持し、製品チームはスプリントを超えて仕様を維持し、経営陣はコンテキストを常に再構築することなくイニシアチブを追跡できます。

プロジェクトを使用する場合は、Claudeはプロジェクト毎に個別のメモリを作成します。 これにより、製品発売計画はクライアント業務から分離された状態が保たれ、機密事項に関する協議は一般的な業務とは切り離されて維持されます。これらのプロジェクト境界は、ユーザーおよびそのチームが同時に行う複雑なイニシアチブを関連性のない詳細が混在しないように管理するのに役立ち、機密性の高い会話を適切に管理する安全なガードレールとして機能します。

プロジェクト固有の会話を示すClaudeチャットのインターフェイスの並列に配置されたスクリーンショット2枚

Claudeは、メモリ要約を用いてすべてのメモリを1か所にまとめて保存し閲覧および編集できるようにしています。設定では、Claudeが会話から記憶している内容を正確に確認でき、またClaudeとのチャットによりいつでも要約を更新できます。 Claudeは、ユーザーが焦点を当てる内容または無視する内容に基づいて、参照するメモリを調整します。

シークレットチャット

メモリを使用または追加せずに、Claudeのサポートが必要な場合があります。 シークレットチャットは、メモリに保存したくない会話のために、白紙の状態を提供します。機密性の高いブレインストーミング、極秘の戦略議論、あるいは単に以前のチャットからのコンテキストなしで新たな会話を始めたい場合に最適です。 通常のメモリと会話履歴はそのまま維持されます。Team planまたはEnterprise planでメモリを使用している場合は、標準のデータ保持設定が適用されます。

シークレットモードのClaudeチャットインターフェイス。ゴーストアイコンで表示

職場のチームから始める

メモリの提供は新たな安全上の考慮事項をもたらし、当社は機密性の高い会話やトピックを避けながら、職場環境で役立つようにこの機能を設計しました。 また、これらの強力な機能を責任を持って導入するために、当社では慎重かつ段階的なアプローチをとっており、提供範囲を拡大する前に、ユーザーがClaudeをさまざまな方法で利用する際のメモリの動作について引き続き評価とテストを実施してまいります。

開始方法

メモリを動作させるには、設定でこの機能を有効にし、初期設定時に過去のチャット履歴に基づいてClaudeにメモリを生成させます。 Claudeに「先週どのような作業をしていましたか?」などの質問をし、既存のチャットや接続ツール全体でClaudeが記憶している内容を確認できます。 別のAIツールからメモリの詳細を読み込む場合、またはバックアップまたは移行のためにClaudeからメモリをエクスポートする場合は、以下の手順に従ってください

優れた成果は時間の経過とともに構築されます。 メモリにより、Claudeとの会話を重ねるごとに質が向上します。

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